学会について

研究委員会

 一般社団法人日本医療バランスト・スコアカード研究学会研究委員会ではより多くの医療機関へBSC導入の促進をはかり、その成果を共有するための活動を行っています。

 当研究委員会では平成16年より毎年継続して医療機関におけるBSCの導入・運用・活用状況に関するアンケート調査を行い、下記の通り学術総会・学会誌において研究成果の発表を行ってきました。これまでの発表で示唆された主な研究成果は以下の通りです。

  1. フォーラム開催はBSCの啓発に有効である。
  2. ワークショップ参加はBSC導入に有効であり全部署への展開が促進される。
  3. BSC導入は「トップの理解」、「推進組織」、「目的の明確化」、「資源」が重要である。
  4. BSCは人材育成への活用に有用である。
  5. BSCの定着が人材育成・収益性向上へつながる仮説モデルが考えられる。
  6. 民間病院ではBSC導入が人材育成・職員満足・組織力向上に寄与し、結果として病院収益向上に繋がる。
  7. 自治体病院ではBSC推進の要として、プロパーの事務職員の育成が必要である。